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竹取の翁

高畑勲監督作品「かぐや姫の物語」を観ました。

劇場まで観に行ったのですが今回二回目。観たい観たいと思っていたのですが今回初めてDVDを借りました。
今まで観たくても観なかった理由は観ると辛いから。
美しい音楽とアニメとは思えないような日本画的映像。思わず溜息をついてしまうような作品なのですが。いかんせん、内容が辛いッ!
嫌いじゃなくてむしろ好きなのですがとにかく辛い。
小さなボタンの掛け違いから一人の自由な女性が不孝になっていく様が淡々と描かれます。誰が悪かったんだよという内容。
とっても感動。ですがみぞおちにズシンと拳を叩き込まれたような気分になります。
ほんっっっとうに良い映画なのですがキツイのです。

この映画の竹取の翁は良い父親でしょう。たけのこを愛していたことは確かでしょう。良い父親であろうとした姿に偽りはないでしょう。
人の好い好々爺を都に誘ったのは、竹から溢れ出た小金と美しい着物でした。
翁はその現象を天命であると解釈し、たけのこを高貴な姫とすることを画策します。

結果、たけのこからかぐや姫と名を変えた少女の運命は悲劇的なものとなります。

もしこの映画がループモノだとするなら、竹から溢れた小金と翁の決定が大きな分岐点となることでしょう。
どうすればよかったんだ?その答えは映画を観た人の心に委ねられているのでしょう。
だからこそ辛い。そして面白いのです。



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古倉 のぶ雪
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自己紹介:
まいにち 
かんがえたことの 
きろく

創作で漫画を描いています。
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世の中は
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